ほっと一息 ♪ Cappuccio イタリア・フィレンツェ伝統工芸

イタリアと日本を行き来。革と紙を使ったフィレンツェの伝統工芸である製本・装丁に魅せられ☆日々、修業と制作に打ち込むMisuzuのブログ
by bella_serenita
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

タグ:製本 ( 5 ) タグの人気記事

作品 -Numero 10- 総マーブル紙仕上げ

ピンクを基調としたポップカラーのマーブル紙を全面に使用して製本してみました。

このマーブル紙は、フィレンツェ市内で私が気に入って購入したもの。

いままで紹介したタイプは、落ち着いたグラデーションでしたが、
今回使用分は、ちょっと現代っぽい??!!カンジのもの。

b0193401_12581030.jpg


b0193401_12582996.jpg


表紙がポップカラーなので、中表紙は落ち着いたミッドナイトブルーに。
b0193401_12583641.jpg


もちろん、便利な栞もつけて。
b0193401_12581922.jpg

表紙のマーブル紙に使用されているピーコックグリーンで合わせました。

b0193401_12584420.jpg


寸法
縦16.5cm x 横10.5cm x 厚さ1.2cm
方眼紙ノート176ページ
[PR]
by bella_serenita | 2010-09-07 13:11 | 作品

作品 -Numero 7- 総革仕上げ

マーブル紙や土台となる厚紙を一切使用していない
総革仕上げ
での製本してみました。

私のお師匠様であるエンリコが、とあるMercato(市場)で見つけた、
中世時代の古い本をヒントにデザインしたもの。

当初、エンリコがこの本を見つけた時は、
どのような作りになっているのか
分からなかったそうです。

試行錯誤の後、その構造が判明し、
エンリコが現代風にデザインしたものを私が作成しました⇊
b0193401_13594167.jpg


前述通り、使用している素材は
牛革のみ

開いた時に、表紙の内側に見えるのは、
土台ではなく、中表紙です。
b0193401_140464.jpg

⇈ ⇊ 留め紐となる革紐は、同じ1枚革からひも状に切りだしたものを使用。
閉じる際に、2巻します。
b0193401_1413067.jpg


b0193401_1414318.jpg


今まで紹介した作品には、土台となる厚紙を中にいれていました。
しかし、
何度も記述したように、今回は牛革のみの使用のため、
かなり厚手の革を使っています。
⇊ 厚さ 3mm
b0193401_1404123.jpg

適度な硬さと柔軟性を持ちあわています。

この作品を制作するにあたっての苦労した部分は、
下の2つの写真の赤い矢印部分にあるような
縁取りデザインのために、溝をつける工程でした。
b0193401_142823.jpg
b0193401_1421994.jpg


この溝を入れるためには、
鉄の型を火であぶり、熱くなったところを、
革に押し付けて真っすぐ・均等に線を入れます。

熱による革の加工のため、
絶対に失敗が出来ない
この作品作りの中で
最も、緊張する瞬間です。

この本は、1素材のみ使用により
とてもシンプルなのですが、
重厚感があり見栄えが良いですね。
b0193401_142509.jpg



寸法: 縦13cm x 横10.5cm x 厚さ 2.5cm
留め紐: 53cm
無地ノート: 256ページ
[PR]
by bella_serenita | 2010-08-31 14:20 | 作品

作品 -Numero 4b- 2つ目の工房に弟子入りして…

引き続き、オメロの工房で制作した作品です。

前回紹介した作品と同時進行でつくりました。

今回は、革製でもマーブル紙製でもないのです。
初めての『布製』です。

使用したのは、
麻布 (lino)。

前回同様、1つの素材のみを使っておりますので、
見た目もとってもシンプル。

革やマーブル紙を使用したものより
グッとカジュアル感
が出ますね。
b0193401_1482079.jpg


⇊ 背表紙もシンプルな仕上げをしています。
b0193401_1483268.jpg

表紙が布だと、
糊(colla: 製本用に特殊な糊と小麦粉を溶いたものを使用)
が布の中まで浸み込んでしまうため、布地の中に別の紙を付けています。

b0193401_1484141.jpg


b0193401_1484932.jpg

ぱっと見は、シンプルですが、
制作段階は、伝統的な製本方法を駆使しています。

b0193401_14132756.jpg

⇈ 全く同じ寸法の本なのに、
表紙の素材の違いで随分と見た目の印象が変わります。

用途目的毎に使い分けも出来ますね☆
[PR]
by bella_serenita | 2010-08-19 14:51 | 作品

作品 -Numero 4a- 2つ目の工房に弟子入りして…

製本修業を開始してから、益々その魅力☆にどっぷりとハマり
「毎日制作をしたい!もっと実践を重ねたい!」
という気持ちが募ってきました。

そんな折に、新たに別の工房での勉強が出来る機会に恵まれました。

今回の作品は、その工房での作品となります。

こちらの工房のマエストロは、
オメロ・ベンヴェヌーティ (Omero Benvenuti)氏。
やはり、職人街であるサント・スピリト(S.Spirito)地区に工房を構えております。

基本的な技法は、エンリコの工房で勉強したものと同じですが、
作品毎にちょっとした作成方法が異なります。

別の職人さんの作品制作方法を知ることで
製本作りを様々な側面を知ることが出来、良い勉強になると思います。

肝心な製本ですが、
今回は、革を一切使用していない
総マーブル紙での作成⇊
b0193401_12594937.jpg


実はこの時、オメロの工房では2種類の作品を同時作成しました。
これは、その中の1つ。

さて、前述の作成方法の異なる部分とは…?

表紙の内側に中身となるノート部分の1ページ目を貼り付けている。
中表紙を別紙で付けない。(写真だと白いので、ちょっと分かりにくいのですが。) 

これは、貼り付ける際の糊に水分が含まれており、時間の経過とともに表紙が反れないようにするため。

b0193401_1303250.jpg


b0193401_1304071.jpg


背表紙も一切の飾りを付けない、いたってシンプルなデザイン。
b0193401_1314068.jpg

⇈ 繊細な柄のマーブル紙。
この柄は、マーブル紙としてはスタンダードなものです。

一見、ポップな見た目ですが、
白⇒グレー⇒ベージュ⇒薄茶
の同系色によるグラデーションがとても綺麗ですよね。

今まで制作した作品と比べると、ちょっと大きめのサイズです。
B5くらいかな。とても機能的です。

1つの素材のみ(マーブル紙のみ)での作成は、今回初めてでした。
ちょっぴり、新鮮♪

次回は、同時進行で作成したもう1つの作品をご紹介します。

Legatoria La Carta di Arielle Bénozio e Omero Benvenuti
Via Romana 58/R
50125, Firenze

[PR]
by bella_serenita | 2010-08-18 13:22 | 作品

作品 -Numero 2- 私のお気に入りの一品

前回のブログで紹介しました、初めての製本作りの直後の作品をご紹介します。

今回は、
前回と同様にスタンダードな形のものに
マイナーチェンジ
してみました。

⇊ この色の組み合わせもナカナカのものではないでしょうか(お気に入り☆)。
ちょっと男っぽいカンジですが、女性が使ってもイイですよね~。
b0193401_1543443.jpg

前回の
と比べてみると、
補強のための角の革貼りをしていないのです。

理由は、
第1号のものより、サイズを小さくしたため。
角に革を貼るとデザイン的に重く見えてしまうのです。

⇊ この背表紙、やっぱり好きっ。
b0193401_15455148.jpg

マーブル紙もいかにもマーブル(大理石)模様でしょう?!!

⇊ 今回も中身は、白紙タイプのものでございます。
b0193401_15444969.jpg


⇊ はいっ、皆様。ここで、赤い矢印部分に注目!
b0193401_15572036.jpg

この中の紙と外装の革の部分を繋いでいる部分。
ヨーロッパのアンティーク本などに使われている技法です。

糸でちくちくと縫いこんだり、
革を貼ったり
と、技法は様々とありますが

今回は、革貼りにしています。

この作業、とっても難しいのです。

実際、私のマエストロも
「最近はあまりやらないなぁ~。」
とのこと。

フィレンツェの職人さんで得意な人、結構少ないようです。

ちょっと、ここで自慢しちゃいます!! (へへっ)
実は私、細やかな作業がと~っても得意で大好きな性分なのです。

ですからこの作業を終えて、
マエストロ・チェックして頂いたところ

とっても、誉めて頂きました♪
マエストロのお墨付きでございます。
[PR]
by bella_serenita | 2010-08-03 16:32 | 作品


BOTTEGA CAMPANELLA
こちらのブログで紹介の作品やサイズ・色を変えた製本のオーダーを受け付けています。また、古くなってしまった大切なアルバムや本のカバーを革のカバーに付け替えてみませんか。

検索
最新の記事
展示会2013開催決定:京都..
at 2013-03-29 06:01
2013年版 スケジュール帳
at 2013-03-25 00:11
祝!開店*Online Sh..
at 2013-03-12 05:56
装幀タイプ
at 2013-01-13 23:53
Pinterestも開始しました
at 2013-01-06 20:10
以前の記事
カテゴリ
タグ
記事ランキング
外部リンク
その他のジャンル
画像一覧