ほっと一息 ♪ Cappuccio イタリア・フィレンツェ伝統工芸

イタリアと日本を行き来。革と紙を使ったフィレンツェの伝統工芸である製本・装丁に魅せられ☆日々、修業と制作に打ち込むMisuzuのブログ
by bella_serenita
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作品 -Numero 20- 羊皮&ポケットサイズ

今までにない、小さなサイズのもの制作しました。

イタリア語でTascabile(タスカービレ)。
『ポケット(Tasca)に入るサイズ』や『小型の』
という意味です。

実際、女性物のジャケットの外ポケットに入ります。
もちろん!!男性物のポケットにも。

初の羊皮を使用♪
牛革よりキメが細かく触りがとてもソフトですよね。
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若草色を思わせるパステルなライムグリーン。

サイズは小さくても、スタイルはやはりクラシックな背表紙に仕上げてます。
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Capitello(頂帯)には、ターコイズ・ブルーの牛革を使用しました。
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寸法
縦14cm x横10cm x 厚さ1.5cm
罫線ノート192ページ
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by bella_serenita | 2010-10-04 15:56 | 作品

作品 -Numero 19- ポケット付き

個人的に、名刺・ちょっとしたメモ・お店のカードなどを
日常的に手帳に挟んで持ち歩くとこが、とても多いです。

しかし、いままで紹介してきた大半の私の作品は、こういった小さなものを挟んでおける機能がありません。

…と言うことで、今回の作品にはちょっとした工夫を凝らしてみました。

こちらの写真から分かりますように、ゴムバンドを付けました。
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後ろは、こんなカンジです。
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そして、中にはポケットを付けました。
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マチの部分を麻布のクロス地を使用して、頑丈な作りにしました。
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頑丈といっても、中に入れられる容量には限界はありますが。。。

名刺(9.1cm x 5.5cm)を入れるとこんな感じに♪
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中は、罫線ノート。
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栞とCapitello(頂帯)は、表紙の色に合わせてます。
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寸法
縦17.5cm x横10.5cm x 厚さ1.5cm
罫線ノート192ページ
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by bella_serenita | 2010-09-30 19:17 | 作品

作品 -Numero 18- 新デザイン

スタンダードなタイプの作品を今まで幾つも紹介してきましたが、
今回は新たに考えたデザインの本を紹介します。

閉じた状態で正面から見た状態だと、
スタンダードなタイプに見えますが…
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表紙を開くと、さらに別の表紙を付けてみました。
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留め紐部分は、ゴールドのリボンを使用。
マーブル紙に使われている金箔と色を合わせるために。
栞も同色にしてみました。
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パタンパタンと2つ扉を閉じておけるので、
ポケットが付いてなくても、ちょっとしたメモや名刺を挟んでおけます。

寸法
縦15cm x 横10.5cm x 厚さ1.5cm
罫線ノート224ページ
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by bella_serenita | 2010-09-29 10:26 | 作品

作品 -Numero 17- Capitelloを縫い上げる

1つ製本を完成させるために、様々な工程があります。
この作品はその工程の中において、マエストロでさえも難しいと口にするCapitello(本の背の上下両端の頂帯)を縫い上げるのを重点的に修業したもの。

今までに幾度となく紹介してきた、スタンダードなタイプの装丁。
赤こげ茶の牛革に孔雀の羽根模様のようなマーブル紙。

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中表紙は、別紙にせずに表紙と同じマーブル紙を使用。

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牛革もマーブル紙との接合部分を考慮して、極限まで薄く削ぐ。

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今回の課題とした、Capitelloを2色の糸で一針づつ縫い上げました。
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以前にも記述しましたが、マエストロでさえ難しくて好きになれないこのCapitelloを縫う工程を私は結構気に入ってます。
しかも、御墨付き♪
小さな作業を黙々と行うのも性に合っているみたい。

製本最後の工程は、熱した鉄のコテでの革の模様付け。
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この作業、革を本に貼る前にはやらないんです。革だけの段階で先に模様をいれると、装丁した時点でデザインがずれてしまう可能性がある。
そして
装丁後の全体のバランスを見てから行う必要があるため。

この作業は、何度やってもやはりやはり緊張の連続 ふぅーっ
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by bella_serenita | 2010-09-23 11:52 | 作品

作品 -Numero 14- マーブル紙+布製

今回初めて、マーブル紙と布(キャンバス生地)による装丁をしました。

マーブル紙は、師匠のオメロ氏作成のもの。
デザイン・色の組み合わせ・寸法は、私が決めました。

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今までの作品とちょっと異なる点は、
本の中身部分をサイドから見た時に、マーブル模様が装飾されていること。
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これは、デザイン性を高めるために、
製本前に中の紙を縫い上げた段階で、マーブル紙を制作する同様の方法で、
ジェル状の液のインクを垂らした所へそっと置き、模様を写し取ったもの。

今までの作品とちょっと一味違うでしょう??
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by bella_serenita | 2010-09-17 10:49 | 作品

作品 -Numero 12- 牛革+マーブル紙

これまでに何度か作成した「牛革+マーブル紙」のスタンダードなタイプを再度、制作。

大好きなブルーグレーの牛革にピンクと青を基調としたマーブル紙での仕上げ。
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中表紙は、表紙のマーブル紙に使用されている色の1つの桜色で揃えました。
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最近は、中身のノート部分を方眼紙にすることが多かったのですが、
久々、ブランクノートにしました。
だたし、色はカスタードクリームのような薄い黄色に。

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寸法
縦20.5cm x 横15cm x 厚さ1.8cm
ブランクノート総168ページ
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by bella_serenita | 2010-09-10 11:03 | 作品

作品 -Numero 11- 総革仕上げ

久しぶりに牛革のみで総仕上げした製本です。

薄めのこげ茶色にグレーが混ざった様な、
年代を感じさせる渋い色の革を使用。

今回は、での総革仕上げと違って、
表紙・裏表紙・背表紙に厚紙を使用したタイプにしました。
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そのため、使用した革も厚さ1mm以下に削ぎ落しています。
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革を極限まで薄く削ぐのは、中表紙を付けた後に、
上から触れてもその段差が分からないようにするため。

これを完璧に仕上げるには、長年の経験が必要となるのです。
それを目指して現在、日々の技術を磨いています。

既に、何度も記述していますが、
やはりこの背表紙があってこそ
いかにもヨーロッパ・イタリアの古いタイプの本を彷彿させます。
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この背表紙を作るのも、また一手間かかるので、
さらに愛着がでます。
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制作方法は、もちろん秘密。

Capitello(カピテッロ)と呼ばれる、本の背の上下の頂帯と栞の色を
ライムグリーンで揃えてみました。
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勝手ながら…
ヘミングウェイのような文豪もしくは、
映画ではインディ・ジョーンズあたりが
持ち歩いていそうなイメージの作品です。

寸法
縦17cm x 横11cm x 厚さ1.8cm
方眼紙ノート 192ページ
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by bella_serenita | 2010-09-08 14:25 | 作品

作品 -Numero 9- 友人のへのプレゼント。好みを見極めて?!

製本・装丁を始めてからいくつかの作品を制作してきたが、
とうとう自分の作品が人の手に渡る日が来た。

その相手とは、
語留学をした時にフィレンツェのイタリア語学校で知り合った女友達である。

同じく、イタリアという国に魅かれて言語を学び・文化を触れにフィレンツェにやってきた者同士だ。
その彼女と親しくなっていくうちに趣向がとても似ていることに発見した。

日本の伝統工芸と同様に退廃していく一方であるフィレンツェの伝統工芸に
寂しさを覚えつつも、
その素晴らしさを感じている1人である。

様々な意見や好みが私と一致する彼女は、
伝統工芸に魅せられつつも
現代っ子らしくパソコンや携帯を愛用している。

が、同時にとてもアナログな一面ももちあわせているようだ。
外出時には必ず、コンパクトなノートと鉛筆を持ち歩いている。
ちょっとした気になった物事を書き留めるためだ。
まるで、東京の地下鉄で川柳を詠んでいるサラリーマンのように。
携帯のメモ帳にメモをしたりなど、しないのだ。

そんな彼女の誕生日が間もなくであると気が付いた私は、
『プレゼントには、私が製本したノートを!』
と心に決めた。

しかし、どんなデザインのノートなら彼女に喜ばれるのか?
まるで、愛する彼へプレゼントするために欲しい物をひそかに探るように、
あれこれと彼女が所持するノートへの質問をしてみる。
しかし、
あたかも、製本制作のためのリサーチをしているかのように。

そして、幾つかの質問を投げかけて分かったこと:
1) ちょっと、幅狭で縦長のもの。
2) ヨーロッパの伝統的な背表紙の飾りで紹介。
3) 中身の用紙は、全くの白紙よりはむしろ方眼紙状。
彼女にはこの方が、書き易く使い勝手が良いそうだ
4) 以前彼女に見せたことがある、クジャクの羽根柄のようなマーブル紙を
気に入っているらしい。
5) そして、無類の青好き。

これらの点を踏まえて作成したものがコチラ⇊
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写真だと分かりにくいが、革の部分も青色(ブルーグレー)。

こちらは、裏表紙。
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リサーチの結果、中身は方眼紙に。
栞も付けて。
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伝統的な背表紙の飾りも忘れません。
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無類の青好きということで、中表紙もライトブルーに。
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プレゼントを贈る相手の好みを考え、そして制作するっていうのは
普段より一段と気合が入る。

さて、彼女の反応は。。。


リサーチをした甲斐あり。みごとに大当たり。
大変喜んでもらえた。

実際、早速このノートを使用し始めたよう。

これこそ、職人冥利に尽きるというわけ。
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by bella_serenita | 2010-09-03 15:50 | 作品


BOTTEGA CAMPANELLA
こちらのブログで紹介の作品やサイズ・色を変えた製本のオーダーを受け付けています。また、古くなってしまった大切なアルバムや本のカバーを革のカバーに付け替えてみませんか。

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