ほっと一息 ♪ Cappuccio イタリア・フィレンツェ伝統工芸

イタリアと日本を行き来。革と紙を使ったフィレンツェの伝統工芸である製本・装丁に魅せられ☆日々、修業と制作に打ち込むMisuzuのブログ
by bella_serenita
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タグ:イタリア フィレンツェ ( 63 ) タグの人気記事

作品 -Numero 11- 総革仕上げ

久しぶりに牛革のみで総仕上げした製本です。

薄めのこげ茶色にグレーが混ざった様な、
年代を感じさせる渋い色の革を使用。

今回は、での総革仕上げと違って、
表紙・裏表紙・背表紙に厚紙を使用したタイプにしました。
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そのため、使用した革も厚さ1mm以下に削ぎ落しています。
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革を極限まで薄く削ぐのは、中表紙を付けた後に、
上から触れてもその段差が分からないようにするため。

これを完璧に仕上げるには、長年の経験が必要となるのです。
それを目指して現在、日々の技術を磨いています。

既に、何度も記述していますが、
やはりこの背表紙があってこそ
いかにもヨーロッパ・イタリアの古いタイプの本を彷彿させます。
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この背表紙を作るのも、また一手間かかるので、
さらに愛着がでます。
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制作方法は、もちろん秘密。

Capitello(カピテッロ)と呼ばれる、本の背の上下の頂帯と栞の色を
ライムグリーンで揃えてみました。
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勝手ながら…
ヘミングウェイのような文豪もしくは、
映画ではインディ・ジョーンズあたりが
持ち歩いていそうなイメージの作品です。

寸法
縦17cm x 横11cm x 厚さ1.8cm
方眼紙ノート 192ページ
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by bella_serenita | 2010-09-08 14:25 | 作品

作品 -Numero 9- 友人のへのプレゼント。好みを見極めて?!

製本・装丁を始めてからいくつかの作品を制作してきたが、
とうとう自分の作品が人の手に渡る日が来た。

その相手とは、
語留学をした時にフィレンツェのイタリア語学校で知り合った女友達である。

同じく、イタリアという国に魅かれて言語を学び・文化を触れにフィレンツェにやってきた者同士だ。
その彼女と親しくなっていくうちに趣向がとても似ていることに発見した。

日本の伝統工芸と同様に退廃していく一方であるフィレンツェの伝統工芸に
寂しさを覚えつつも、
その素晴らしさを感じている1人である。

様々な意見や好みが私と一致する彼女は、
伝統工芸に魅せられつつも
現代っ子らしくパソコンや携帯を愛用している。

が、同時にとてもアナログな一面ももちあわせているようだ。
外出時には必ず、コンパクトなノートと鉛筆を持ち歩いている。
ちょっとした気になった物事を書き留めるためだ。
まるで、東京の地下鉄で川柳を詠んでいるサラリーマンのように。
携帯のメモ帳にメモをしたりなど、しないのだ。

そんな彼女の誕生日が間もなくであると気が付いた私は、
『プレゼントには、私が製本したノートを!』
と心に決めた。

しかし、どんなデザインのノートなら彼女に喜ばれるのか?
まるで、愛する彼へプレゼントするために欲しい物をひそかに探るように、
あれこれと彼女が所持するノートへの質問をしてみる。
しかし、
あたかも、製本制作のためのリサーチをしているかのように。

そして、幾つかの質問を投げかけて分かったこと:
1) ちょっと、幅狭で縦長のもの。
2) ヨーロッパの伝統的な背表紙の飾りで紹介。
3) 中身の用紙は、全くの白紙よりはむしろ方眼紙状。
彼女にはこの方が、書き易く使い勝手が良いそうだ
4) 以前彼女に見せたことがある、クジャクの羽根柄のようなマーブル紙を
気に入っているらしい。
5) そして、無類の青好き。

これらの点を踏まえて作成したものがコチラ⇊
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写真だと分かりにくいが、革の部分も青色(ブルーグレー)。

こちらは、裏表紙。
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リサーチの結果、中身は方眼紙に。
栞も付けて。
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伝統的な背表紙の飾りも忘れません。
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無類の青好きということで、中表紙もライトブルーに。
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プレゼントを贈る相手の好みを考え、そして制作するっていうのは
普段より一段と気合が入る。

さて、彼女の反応は。。。


リサーチをした甲斐あり。みごとに大当たり。
大変喜んでもらえた。

実際、早速このノートを使用し始めたよう。

これこそ、職人冥利に尽きるというわけ。
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by bella_serenita | 2010-09-03 15:50 | 作品

作品 -Numero 8- 愛用の辞書の装丁

師匠であるエンリコがMercatoで見つけてきた古い本から
ヒントを得てデザインした、
を本の修復・装丁を実践したのが、今回ご紹介する作品です。

ヨーロッパでは、職人の手により修復・装丁されてきた大切な本を
代々受け継ぐ伝統があります。ですから、その本は、
まさに世界で唯一の本
となるわけです。

こういったところに、
単に古くなったものを捨てずに物を大切にしていく精神
が根づいていると感じます。

さて、日本では家族内で代々受け継がれている本は、
なかなか無いような気がします。

でも、
愛着のある本・大切なアルバム・お気に入りの本・旅先に必ず持っていく小説…等々
お持ちの方もいらっしゃるのでは?

こういった本は、
表紙が汚れたり、ボロボロになってしまうことってありますね。

私の場合、イタリアで生活する上で必要なイタリア語辞書。
これを、今回装丁し直してみました。

装丁する前の状態の写真がないのですが…(スイマセン、写真撮り忘れました)
⇊ のようなポケットサイズの辞書です。こちらは、本体のカバー。
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本体のサイズは、縦16.5cm x 横9cm

そして、こちらが作品Numero7と同様の方法で装丁し直したもの。
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牛革を使用しており、留め紐も同じく1枚革からひも状に私が切りだした物を使っています。

ちょっとした事なのですが、今回はグレーの紐で栞を付けてみました。
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辞書なので、栞がついていると何かと便利かな?!
と思ったので。

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一般的な辞書がカッコ良くなったでしょ♪

イタリア語を勉強されている方で、同様の辞書をお持ちの方は多くいらっしゃるとおもいますが、
表紙を装丁するだけで、
他とは違う私の辞書☆になりますね!!
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by bella_serenita | 2010-09-01 13:57 | 作品


BOTTEGA CAMPANELLA
こちらのブログで紹介の作品やサイズ・色を変えた製本のオーダーを受け付けています。また、古くなってしまった大切なアルバムや本のカバーを革のカバーに付け替えてみませんか。

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