ほっと一息 ♪ Cappuccio イタリア・フィレンツェ伝統工芸

イタリアと日本を行き来。革と紙を使ったフィレンツェの伝統工芸である製本・装丁に魅せられ☆日々、修業と制作に打ち込むMisuzuのブログ
by bella_serenita
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カテゴリ:素敵なこと( 3 )

愛用の品・大切な物

7月に京都にて展示会を開催させていただいた時のこと

会場へいらして下さったお客様からのご依頼を頂きました。

その場にお持ち頂いたのは…

その方のお母様が長年大切にされてきた料理本でした。


装幀し直しをご希望されており…

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そして、その装幀には同時にお持ちされた着物生地を利用してほしいとのことでした。

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フリンジ部分を活かして欲しいとのご希望でしたので、

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フリンジが動くかんじで仕上げてみました。

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物が溢れているこの時代に、

使い古された言葉ですが、

Reduce Recycle Renew

長く大切に使い続ける事…

毎回思う事ですが、感慨深いです。
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by bella_serenita | 2012-08-30 13:30 | 素敵なこと

ようやくお手元に… -書籍編-

以前に神保町の市に参加した際に、店頭に来ていただいたお客様のNさんから、
およそ100年物の楽譜と書籍の修復の依頼を頂いておりました。

このBLOG上でもご紹介しています。


お預かりしてから、およそ7か月!!!
ご依頼人のNさんには、忍耐強くお待ち頂いてました。
そして先日、いよいよ納品を完了することが出来ました。

この依頼が技術向上のためのフィレンツェへ出発する前だったこともあり、Nさんには、イタリアまで持って行くこと、長期の預かりとなること、私の師匠へ見せ且つ修復の相談を得る予定であることを、快諾頂きました。

Nさんのフランス人の恩師の方から譲られたという、大変思い入れのある品を
何とか希望されるイメージ通りに修復できるかが、最大の課題でした。

幾度とメールにてやり取りをしつつ、またNさんの寛大なご注文方法にて、完成することが出来ました。


書籍そのものは、破損部分が少なかったために表紙・裏表紙・背表紙の一部の劣化を抑える処理をしたのみです。
また、本そのものを非酸性紙にて包むことにより劣化を防ぎます。
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コチラのの書籍、とっても変わった作りをしていて、中が袋とじになっているのです。
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依頼人のNさんから、出来たら周囲をカットして読める状態にして欲しいとの希望がありました。
そのため、フランスの書籍ですがイタリア人の師匠に確認をしたところ、
かつてはこのような状態で販売されていたこともあるそうです。理由は…謎です。
ということで、現在では見かけることも少なくなったタイプの本。
裁断せずに、現状を残してみては…?という、提案にNさんからも同意を頂きました。

書籍自体の状態が良かったため、あまり手を施さなかったのですが、
保存用のケースを作成する方向に決まりました。

イメージするタイプや革の色・同様に使用するデザイン・ペーパーの柄を指定して頂き完成したのが、コチラ↓↓
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一見すると総革装での本ですが、実はケース。

背表紙の内側部分に使用している芯は、形に合わせてヤスリでゴリゴリ。。。
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よく見るとカタツムリなんか居たりして…
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最後に本のタイトルとケースの飾りを金箔打ちで。
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書籍のタイトル文字が赤のため、ケースの赤革がとてもよくマッチしていますよね。
選ばれたデザイン・ペーパーも良く合います。

完成品をNさんに渡した際のボルテージ全開の反応に、
作り手として、感無量とはこのことです (*^。^*)


依頼品No.2の楽譜については、次回アップします。
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by bella_serenita | 2011-07-12 15:18 | 素敵なこと

巡り合い

新年あけましておめでとうございます。
Felice Anno Nuovo 2011!!


年が明けてからもう3週間近く経ってしまいました…。

今年1番のブログは、
昨年のAmuletさんで1日展示・販売をした際に起きた、
とっても素敵な出会いとその後についてです。

前回の記事に記載しましたが、神田のAmuletさんの店先(外!!)にて、
作品を展示させて頂いたかいがあり、
とても沢山の方々(通行人を含めて)に私の作品を見てもらえるというチャンスがありました。

そんな中、とても素敵な女性(この記事のタイトルとなる素敵な巡り合い)となるNさんがいらして、
作品を見てくれたのです。

ちょっとした製本・装丁の説明をした後に、何と
所有されている古い書籍等に装丁が出来るのか…とご相談を受けました。

実物を見てみないと…という前提でしたが、簡単なお話をした後1度お帰りに。

その後、
なんと手渡ししておいた紹介カードに記載している私のBlogを見てから、
再度来店して頂いたのです❤
それだけで、嬉しいー!!

その際に、作品を1つ購入もされました。
ありがとうございます。

素敵な巡り合いとは、

翌日にBOTTEGA CAMPANELLAのメールをチェックしますと、
そのNさんから大変丁寧なメールを頂きました。

なんと、店頭で話した書籍と楽譜の修復と装丁依頼です。

フランスの音楽と文学に携わっているということで、書籍も楽譜もフランスのものなんです。
それも、Nさんの恩師から譲りうけたり、フランスで購入されたりと
とても貴重な品。
年数も80年程経っている、まさにアンティークです。

このような素晴らしい品を、私が扱っていいのか??!! という、気持ちが1番に…

ただ、製本と装丁または、辞書などの表紙の張り替えを行ってきたわたしは、
修復(これ以上劣化を防ぐための作業や破損部分の修理)は、
まだ勉強しておらず。
このことを、正直にお伝えしました。

そしてその際に、この春に製本・装丁技術向上と修復の勉強のために
渡伊の予定である私は、
1つ提案をさせていただきました。
マエストロに実際に見て頂こうということ。

そして、なんとその提案を快諾してくださったのです。
本当に心から感謝の気持ちがいっぱいです。

詳しくお話を伺うのと、実物を見せて頂くために年末のお忙しい中、お時間を頂いてNさんと会いました。
そこで、どういう方向性で修復と装丁を行うのかを話ました。

長期間お預かりしてしまうのと、まだ勉強中である私にこの様な素晴らしい機会を与えて下さったNさんの期待に出来るだけ沿えるよう、精進していく気持ちを改めて固めたところです。

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初めて見る、なんと袋とじになっている書籍。袋を開かないと読めないのです…
理由は、不明。
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フィレンツェへ戻った際に、マエストロに聞いてみます。
ただ、フランスとイタリアだと製本方法に違いがあるかもしれないのですが…。

こちらの書籍と楽譜の修復・装丁経過については、またいずれご紹介したいと思います。


Nさんのブログ



*ご依頼主のNさんの承諾を得て、記事と写真を掲載しています。
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by bella_serenita | 2011-01-19 14:22 | 素敵なこと


BOTTEGA CAMPANELLA
こちらのブログで紹介の作品やサイズ・色を変えた製本のオーダーを受け付けています。また、古くなってしまった大切なアルバムや本のカバーを革のカバーに付け替えてみませんか。

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