ほっと一息 ♪ Cappuccio イタリア・フィレンツェ伝統工芸

イタリアと日本を行き来。革と紙を使ったフィレンツェの伝統工芸である製本・装丁に魅せられ☆日々、修業と制作に打ち込むMisuzuのブログ
by bella_serenita
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作品 -Numero 9- 友人のへのプレゼント。好みを見極めて?!

製本・装丁を始めてからいくつかの作品を制作してきたが、
とうとう自分の作品が人の手に渡る日が来た。

その相手とは、
語留学をした時にフィレンツェのイタリア語学校で知り合った女友達である。

同じく、イタリアという国に魅かれて言語を学び・文化を触れにフィレンツェにやってきた者同士だ。
その彼女と親しくなっていくうちに趣向がとても似ていることに発見した。

日本の伝統工芸と同様に退廃していく一方であるフィレンツェの伝統工芸に
寂しさを覚えつつも、
その素晴らしさを感じている1人である。

様々な意見や好みが私と一致する彼女は、
伝統工芸に魅せられつつも
現代っ子らしくパソコンや携帯を愛用している。

が、同時にとてもアナログな一面ももちあわせているようだ。
外出時には必ず、コンパクトなノートと鉛筆を持ち歩いている。
ちょっとした気になった物事を書き留めるためだ。
まるで、東京の地下鉄で川柳を詠んでいるサラリーマンのように。
携帯のメモ帳にメモをしたりなど、しないのだ。

そんな彼女の誕生日が間もなくであると気が付いた私は、
『プレゼントには、私が製本したノートを!』
と心に決めた。

しかし、どんなデザインのノートなら彼女に喜ばれるのか?
まるで、愛する彼へプレゼントするために欲しい物をひそかに探るように、
あれこれと彼女が所持するノートへの質問をしてみる。
しかし、
あたかも、製本制作のためのリサーチをしているかのように。

そして、幾つかの質問を投げかけて分かったこと:
1) ちょっと、幅狭で縦長のもの。
2) ヨーロッパの伝統的な背表紙の飾りで紹介。
3) 中身の用紙は、全くの白紙よりはむしろ方眼紙状。
彼女にはこの方が、書き易く使い勝手が良いそうだ
4) 以前彼女に見せたことがある、クジャクの羽根柄のようなマーブル紙を
気に入っているらしい。
5) そして、無類の青好き。

これらの点を踏まえて作成したものがコチラ⇊
b0193401_15372090.jpg

写真だと分かりにくいが、革の部分も青色(ブルーグレー)。

こちらは、裏表紙。
b0193401_15374380.jpg


リサーチの結果、中身は方眼紙に。
栞も付けて。
b0193401_1537584.jpg


伝統的な背表紙の飾りも忘れません。
b0193401_15381075.jpg


無類の青好きということで、中表紙もライトブルーに。
b0193401_15381847.jpg


プレゼントを贈る相手の好みを考え、そして制作するっていうのは
普段より一段と気合が入る。

さて、彼女の反応は。。。


リサーチをした甲斐あり。みごとに大当たり。
大変喜んでもらえた。

実際、早速このノートを使用し始めたよう。

これこそ、職人冥利に尽きるというわけ。
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by bella_serenita | 2010-09-03 15:50 | 作品
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